"死者と話せる少女…彼女にだけ届く" 第2話
階段から落ちて骨折することもあった。困り果てた彼女は、教会へ向かい、神父に助けを求めた。神父は静かに彼女の話を聞く。
彼は、これは神のだと考えた。葬儀へ戻って働けば、この秘密の答えも分かるはずだと諭す。ドンジュはく息を吐き、覚悟を決め、葬儀へ戻ることにした。遺体に触れると、彼女は再びあの古な部へ入った。
そこで彼女は、残りを抱えた者たちの話を聞く。そして、彼らを1ずつ送りしていく。1が旅つ度、彼女の持つ数珠のような輪に刻まれた数字が1つ減っていった。ドンジュはよく教会へを運んだ。
彼女は神父に々の悩みを打ちけた。ある、神父は彼女の目を見てこう伝える。あと15をを込めて送りせば、この能力は消えるというのだ。その言葉はドンジュに希望を与えた。
ある、く連絡のなかった彼氏から突然メッセージが届く。翌ドンジュと会いたいと言ってきた。彼女は嬉しくなり、綺麗に着飾って約束の所へ向かった。カフェの席で期待に胸を膨らませて待つ。
だが、現れたのは見らぬ男だった。男はドンジュの向かいに座り、彼女に名刺を差しした。ドンジュは戸惑いながら名刺を受け取る。実は、彼はドンジュの彼氏に雇われ、別れを伝えに来たのだ。男の名はキム・テヒ。
彼はヴィンセントと共に、便利「百力(イルダンベク)」を始めたばかりだった。を稼ぐため、様々な雑用を引き受けている。ゴミの分別から犬の散歩、の配達まで何でもこなす。
断るのは違法な仕事だけで、それ以なら何でも引き受けると言う。そして、最初の客こそがドンジュの彼氏だった。テヒは気まずそうに目を伏せる。
そして、彼氏から預かった言葉をそのまま伝えた。もう彼女のを握りたくないという。彼女の納棺師という仕事を考えると、どうしても怖くなったのだと。その言葉はドンジュの胸にく突き刺さった。
彼女はショックで言葉を失う。以は彼女の仕事を誰より応援してくれていた。それなのに、今ではそれを理由に別れようとしている。テヒは気まずそうに軽くをげた。
そして、席をちそのをろうとする。だが、ドンジュはちがり、彼を追いかけた。彼女はテヒを呼び止め、財布から5万ウォンを取りした。ドンジュはそれをテヒのに握らせる。
笑顔を作り、自分の名をはっきりと名乗った。次の瞬、ドンジュはテヒのすねに痛烈な蹴りを見った。テヒは痛みに顔を歪める。ドンジュは彼を睨みつけた。別れを告げたのは自分の方だと言い切る。
そのまま彼氏へ伝えてほしいと頼んだ。テヒは痛みをこらえながら、ただ黙って受け止めるしかなかった。
まさか2がすぐに再会することになるとは、彼もっていなかった。
ドンジュは職に戻り、たな故を担当する。その故は、最の客をろして帰宅しようとしていたタクシー運転だった。彼を突然の事故が襲ったのだ。運転が目を覚ますと、彼はあの古な部にいた。
ドンジュは静かに彼を見つめる。ここが葬儀だと告げた。そして、自分が彼の支度をえると説する。男は混乱したように首を振る。自分がんだと信じられない彼は、何度も彼女に助けてほしいと懇願した。
しだけへ帰らせてほしいと涙ぐむ。の洗濯物はまだ終わっておらず、植にはをやっていない。コンロのも消しておらず、ゴミしも料の支払いも残っているとでまくしたてた。
だが、ドンジュはしそうな顔で首を横に振る。もうがないと伝えるしかなかった。男は目を赤くし、項垂れた。
そして残した用事の本当の理由を語った。最に1度だけ、息子に会いたいと頼む。ドンジュは真剣な目で彼を見る。息子への連絡方法を尋ねた。すると、男は突然言葉を失い、うつむいた。
実は、息子とはずっとれれだったのだ。このタクシー運転の名は、キム・ジュノ。妻は25、病気でくなっていた。息子のゴヌにはもっと良い暮らしをさせたいと考えた。
ジュノはへ働きにることを決めたのだ。その、ゴヌを義兄に預けることにした。