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完結第10話
13年前に消えた母の手帳に、夫の昔の名前があった
母が失踪して十三年。夫は毎年大晦日に捜索へ付き添い、私を支え続けてくれた。出会ったのは失踪の三年後。だが母の遺品の手帳には「この男と結婚させるな」と夫の旧名が遺されていた。さらに母の店の伝票や失踪当夜の倉庫にも夫の影が浮かび上がる。十年間信じてきた夫の優しさは、真実から遠ざけるための見張りだったのか。ミステリー|裏切られた|裏の顔|行方不明1.4万字5 33 -
完結第15話
忘れた財布が暴いた、娘の結婚の地獄
娘の家に忘れ物をした私が目撃したのは、温厚なはずの娘婿が娘に手を上げる瞬間だった。同行した知人の「またお前なのか」の一言に、娘婿は青ざめて土下座し、八年前の沈黙を懇願する。怯える娘を連れ帰り守ろうとする私だったが、娘が隠し持っていた手帳には、孤独の中で必死に集めた抵抗の記録が残されていた。支配と暴力の檻から抜け出すため、母と娘の静かな闘いが始まる。裡切られた|夫婦|親子関係|修羅場2.3万字5 66 -
完結第20話
「次男にこの家を譲ります」義母が宣言したのは私名義の家だった
義父母の困窮を見かねて、結婚前に購入した私名義の家を7年間無償で貸してきた。だが親族の宴席で、義母が突然「この家を次男に譲る」と宣言。呆然とする私を庇うどころか、夫は「俺が頼んだ」と母親に同調し、親族の前で妻の逃げ道を塞ぎにかかる。さらにその夜、義弟から「取引先に担保の件を黙っていてほしい」と悲鳴のような連絡が入る。家族を救う美談の裏で、夫は一体何を隠しているのか。裡切られた|嫁姑|夫婦|金銭問題3.0万字5 97 -
完結第17話
大手術の3日後、夫が勝手に進めていた旅館の経営移管
母から継いだ温泉旅館の代表を務める私に、命に関わる大手術が宣告された。病室で夫は私を抱きしめ、耳元で「ようやく俺のやり方でできる」と囁く。術後三日目、古参従業員から「東京の会社への運営引継ぎ書が届いた」と連絡が入る。そこには私が承諾した覚えのない五年間の独占契約と、夫が半年前から女性コンサルと進めていた裏切りの証拠が記されていた。私は痛む体に鞭打ち、病室で反撃の準備を始める。裡切られた|夫婦|修羅場|不倫2.6万字5 48 -
完結第17話
「お母さんのところに行きたい」9年後に届いた娘の声
離婚から九年、娘に嫌われたと信じ一人で生きてきた私。路頭に迷う元夫の弟を助けたことを機に届いた古い録音機から、十四歳の娘の泣き声が再生される。「お母さんのところに行きたい」。あの子は自分から父親を選んだのではなかった。だが、二十三歳になった娘と再会した私を待っていたのは、涙の抱擁ではなく「なぜ十八歳の時に探してくれなかったの?」という冷たい詰問だった。裡切られた|真実|孤獨|親子関係2.5万字5 27 -
完結第16話
夫のスマホ「あの女は自分から出ていくよ」
ここ半年、夫と義母から「物忘れがひどい」と責められ、自分を疑い続けていた千鶴。だが結婚二十周年の夜、夫のスマホに届いた『最近は本人も、自分がおかしいと思い始めてるみたい』という通知を目撃し血の気が引く。狂わされていたのは自分の頭ではなく、家族の悪意だった。家を出た千鶴は、隠された付箋や医師のカルテを手繰り寄せ、反撃を始める。裡切られた|嫁姑|夫婦|不倫2.3万字5 209 -
完結第14話
朝食が5分遅れて平手打ち、夫は「母さんを怒らせるな」
入籍翌朝、朝食の配膳が5分遅れただけで義母に頬を張られた私。夫は助けるどころか「母さんを怒らせるな」と謝罪を迫り、家を出ようとする私を玄関で塞いで「お前が母さんの面倒を見る約束だ」と言い放つ。新居ができるまでの仮住まいのはずが、夫は入居日を勝手に3ヶ月延期し、結婚前から私を「無料の介護要員」として差し出す計画を立てていた。理不尽な搾取に気づいた私は、ある決断を下す。因果応報|裡切られた|嫁姑|夫婦|介護2.1万字5 7617 -
完結第16話
「お前のために断ってやった」母の仕送りを7年捨て続けた夫
夫の出張中、実家の母から届いた荷物を受け取ると、配達員から過去に何度も「受取拒否」で返送されていたと告げられる。夫を問い詰めると「狭い家に不要だから代わりに断ってやった」と平然と言い放った。真相を確かめるため長野の実家へ向かった私が見つけたのは、送れずに溜まった母の記録と、夫が私に隠し続けていた両親への冷酷な通告だった。裡切られた|夫婦|親子関係|修羅場2.4万字5 1166 -
完結第18話
無職と笑う夫が盗んだ、私のデザイン
「あいつは家で適当に絵を描いてるだけ」親戚一同の前で私を見下す夫。だが、夫が昇進を狙って招いた大口取引先の部長は、提出された新商品企画書を一目見て凍りついた。「これ、奥様が公表されたデザインと完全一致しますが?」さらに夫のPCには、私が保管していた未公開の原データまで盗み出された痕跡があって——。裡切られた|夫婦2.6万字5 425 -
完結第16話
夫の会社に弁当を届けたら「昔の知人」にされた
単身赴任中の夫を喜ばせようと、手作り弁当を持って横浜のオフィスを訪れた妻。だが受付で告げられたのは「奥様なら午前中にいらっしゃいました」という不穏な言葉だった。現れた夫は同僚の女性の前で妻を「昔の知り合い」と呼び、二年間も独身を偽っていたことが発覚する。職場で孤立した夫から「お前が横浜に来て俺の面目を立てろ」と要求された時、妻はテーブルの上に二通の書類を静かに並べた。裡切られた|修羅場2.5万字5 1729 -
完結第18話
12年消えていた元夫が、娘の式で「父親」になる
クリーニング店を営み、女手一つで娘を育て上げた文子。娘の結婚式当日、12年前に蒸発した元夫が現れ「陰で娘を支えてきた」と嘘の美談を語り喝采を浴びる。悔しさを押し殺す文子に、娘は「父親の顔を立てて」と懇願。娘も嘘を知りながら父親を選んだのだ。さらに元夫は娘婿の家にも接近し、家族の過去を都合よく書き換えようとしていた。裡切られた|親子関係2.8万字5 68 -
完結第14話
息子の成人式で夫は言った「お前は本当の母親じゃない」
四歳から十六年間、無我夢中で育ててきた息子の成人式。全額前払いした写真館で、夫は私を枠外へ追いやった。「この人は実母じゃないから」。現れたのは十六年前に姿を消した元妻だった。物分かりのいい母親を演じることをやめ、夫への家事を一切放棄した私。凍りついた家の中で、息子の部屋の奥から夫の隠していた「ある筆跡」が見つかり――。裡切られた|親子関係2.1万字5 185 -
完結第14話
「部屋はどこでも同じ」と1800万奪った息子の妻
夫に先立たれ、40年住んだ自宅を売却して得た1800万円を「新居の頭金に」と息子の妻に託した68歳の千代。だが仮住まいで与えられたのは居間のパイプベッドだけで、新居の部屋すら奪われそうになる。不審に思い契約書の開示を求めた矢先、届いたのは「お金はもう使った」という冷酷なメッセージ。さらに三ヶ月後の引き渡し当日、家族が歓喜で向かった新居の受付で、思いもよらない通告が下される。裡切られた|親不孝2.2万字5 1399 -
完結第17話
夫が私を退職させた翌朝、会社は夫を呼び出した
食品会社に勤めて二十四年。五十三歳の誕生日に、夫は私の退職届を会社へ勝手に送信した。「これで母さんの介護に専念できるな」と笑う夫。翌朝九時、会社の人事部から着信が入る。夫は勝ち誇った顔で通話をスピーカーフォンに切り替えた。だが、静まり返ったリビングに響いたのは冷徹な宣告だった――「奥様から、あなたに関する告発状を受理しました。本日、調査のため出頭してください」裡切られた|夫婦2.6万字5 529 -
完結第18話
追放された妻と「離婚しないで」と泣く愛人
愛人が男児を産んだ日、夫と義母は「本物の跡取りができた」と歓喜し、私と二人の子供を夜中に家から叩き出した。十三年間の献身をゴミのように捨てられた翌朝六時、私のスマホに産院の愛人から着信が入る。震える声で懇願されたのは、耳を疑う言葉だった。「お願い、まだ離婚届を出さないで」――あの電話が守ろうとしていたのは、私ではなかった。裡切られた|不倫2.7万字5 2523 -
完結第17話
三十周年に施設へ捨てられた妻と予約主の息子
結婚三十周年の日、夫から渡された花束の行き先は高齢者施設だった。五十六歳で働き続ける私に、夫は「家にはもう彼女が住んでいるから帰るな」と言い放つ。受付には私の荷物が下ろされ、歓迎ボードが掲げられていた。そして職員が確認のために読み上げた入居申込書の署名欄には、たった一人の息子の名前があった。裡切られた|熟年離婚2.6万字5 1205 -
完結第14話
22年育てた継娘の挙式前夜、親族席を奪われた母
二十二年育てた娘の挙式前夜。手縫いの白ハンカチを仕上げた私に、娘は告げた。「親族席には実母が座るから、来ないで。育ててくれた感謝の手紙も、産んでくれた人に読むから」夫もまた当然だと嘲笑う。私は桐箱の蓋を閉じ、翌朝の鍵を靴箱に置いた。ドアの向こうから、夫の浮かれた囁きが漏れた。「これで明日は、本物の三人家族だな」因果応報|裡切られた2.1万字5 2639 -
完結第13話
七年越しに再婚する私✕見知らぬ子と失踪夫
再婚当日の控室に、七年前蒸発した元夫が見知らぬ六歳の男児を連れて現れた。「式は中止だ。この子を救うため娘を連れていく」。拒絶する私に、十七歳の娘は泣き崩れて告げた。「お母さん、断ったらあの子が死んじゃうの……」。三週間前から娘を親情で縛り、私の再婚を狙い撃ちにして仕組まれた、元夫の非情な罠だった。裡切られた|修羅場2.0万字5 252 -
完結第16話
孤島に捨てられた母✕式場の主賓席に座る亡夫
結婚前日、娘に孤島へ置き去りにされ最終便を見送った私。電話越しの娘は「母は十年前に死んだと伝えたから式に来ないで」と言い放ち、その背後から十五年前に海で消えた夫の声が響いた。翌朝、式場へ駆けつけると席次表には『故人』の文字。さらに主賓席には、私を「情緒不安定な部外者」と見下ろす亡き夫の姿があった。警備員が迫り娘が震える中、私は十五年抱え続けた証拠を新郎の前に叩きつけた——。裡切られた|親不孝|行方不明2.4万字5 838 -
完結第23話
19年間の嘘を暴いた1枚のDNA鑑定書
19年前、母と妻の嘘に騙され、身重の妻を嵐の夜に追い出した財閥総帥の神崎。時が経ち、倒産寸前の彼の前に現れたのは、世界的な権力者となった元妻と、彼女が育て上げた3人の「天才」たちだった。現在の妻と母は彼らの才能と財産を奪おうと卑劣な罠を仕掛けるが、それらはすべて最悪の形で日本中に晒されていく。そして神崎の元に届いた「19年前の真実」。すべてを失った男が、悪魔たちを下すための最後の決断とは――。因果応報|裡切られた|嫁姑|第二の人生|親子関係3.5万字5 1485