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完結第12話
私が外した保証人、身代わりは義母
夫と実の妹に裏切られ、私は騒がず離婚届に判を押した。ただし、夫の新規事業から私の名前と出資枠、そして融資の連帯保証をすべて抹消することを絶対条件にして。 3か月後、二人は親戚を集めて盛大な再婚祝い兼事業説明会を開く。だが、配られたパンフレットを開いた義母が突然、顔面蒼白で立ち上がった。 「待って……この家、私の家よね?」 私が手放した身代わりの座に、次に座らされたのは誰だったのか。因果応報|金銭問題|修羅場1.8万字5 89 -
完結第15話
初婚のはずの夫、新婚のベッドの奥に4年前の結婚写真
新婚半年、寝室のベッド下から見つかったのは、初婚のはずの夫と見知らぬ女性の結婚写真だった。写真の裏には、今暮らす部屋の住所。夫は離婚歴を認めつつも「家は自分のもの」と言い張るが、登記簿に記されていた所有者は前妻だった。さらにその部屋は、退去期限をあと一か月に控えた定期借家だと判明する。消えゆく他人の部屋で、夫はなぜ私の貯金六百万円を執拗に求めるのか。二人の新婚生活を支えていた土台が、音を立てて崩れ始めていく。因果応報|夫婦|裡の顔|金銭問題2.3万字5 236 -
完結第20話
顔合わせの個室で、相手の母親は私の過去に怯えていた
横浜で細々と帳簿整理を請け負い、未婚のまま検事の娘を育て上げた里美。だが両家の顔合わせの席で、相手の母親は「父親の素性も分からない家とは親戚になれない」と冷酷に言い放つ。一方的に見下される中、相手の母親はなぜか、里美が過去に扱った仕事の細部を口にして激しく動揺を見せる。五年前、理不尽に打ち切られたあの会社の帳簿――その沈黙を破るように、個室の扉がノックされた。因果応報|嫁姑|裡の顔|修羅場3.1万字5 61 -
完結第17話
赤字物件と笑う夫、毎月9万の裏口座
25年間連れ添った夫から離婚届を突きつけられた夜、もう1枚「実家の古い店舗の売却承諾書」を差し出された。「赤字のゴミ物件だ」と処分を急かす夫を不審に思い署名を拒むと、その夜14件もの執拗な着信が続く。翌朝、夫が空室だと言い張っていた現地を訪れた私は、普通に営業している店主から「毎月9万円の家賃をご主人の口座に振り込んでいる」と聞かされる。夫が見せていた収支報告書は、すべて嘘だった。因果応報|金銭問題|熟年離婚2.6万字5 969 -
完結第16話
「農家の娘」を15分で追い出した義母の誤算
群馬の農家出身という理由で、26年間義母に見下されてきた香織。ある日、出張中の夫の署名入り離婚届を「15分以内に出せ」と突きつけられ、迷わず役所へ提出する。だが夫の狙いは、香織を騙して会社の巨額融資の連帯保証人に仕立て上げることだった。義母の独断で婚姻を断ち切られた夫は、破滅の危機に青ざめて復縁を迫るが――。因果応報|嫁姑|第二の人生|熟年離婚2.5万字5 355 -
完結第17話
「妻のヒモになれ」と笑われた夜、専務が頭を下げた
塾の新年会で、実績至上主義の女性部長から「無能は帰れ。稼ぐ妻に養ってもらえ」と大勢の前で罵倒された英語講師の夫。波風を立てまいと会場を去ろうとしたその時、背後から「今の言葉、夫に謝っていただけますか」と凛とした声が響く。振り返ると、そこには仕事帰りの妻の姿があった。部外者扱いする部長だったが、駆けつけた専務は妻の前に直角に頭を下げる。だが、半年間現場で握りつぶされてきた数字の闇は、この夜を境にさらなる波紋を広げていく。職場逆転|因果応報|夫婦2.6万字5 92 -
完結第18話
「あの担当者はどこだ」社長の一言に凍る年下上司
30年間現場を守り続けながら、組織再編で雑用係へと追いやられた53歳の私。年下課長に運転手扱いされ同席した大口商談で、顧客社長は課長の並べる虚偽の納期を見抜き、提案書を叩き閉じて席を立った。届いた取引停止通告に狼狽した上層部は、切り捨てたはずの私に謝罪の身代わりを命じるが、私にはもう、理不尽に頭を下げる理由などなかった。職場逆転|因果応報|修羅場2.7万字5 3189 -
完結第14話
朝食が5分遅れて平手打ち、夫は「母さんを怒らせるな」
入籍翌朝、朝食の配膳が5分遅れただけで義母に頬を張られた私。夫は助けるどころか「母さんを怒らせるな」と謝罪を迫り、家を出ようとする私を玄関で塞いで「お前が母さんの面倒を見る約束だ」と言い放つ。新居ができるまでの仮住まいのはずが、夫は入居日を勝手に3ヶ月延期し、結婚前から私を「無料の介護要員」として差し出す計画を立てていた。理不尽な搾取に気づいた私は、ある決断を下す。因果応報|裡切られた|嫁姑|夫婦|介護2.1万字5 7617 -
完結第21話
四十八歳、二十五年の家事を「無職」と呼ぶ夫へ
四十八歳の誕生日の夜、夫から突きつけられたのは一枚の離婚協議書だった。「子供も独立したし、お互い自由に生きよう」と平然と笑う夫は、二十五年間の私の献身を「ただ家にいただけ」と切り捨てる。勝手に自宅の売却査定まで進める夫に対し、私は二十五年分の家事労働をすべて放棄し、自立への道を模索し始める。だが、世間の風当たりは想像以上に冷たく——。因果応報|夫婦|年金|熟年離婚3.2万字5 952 -
完結第17話
車椅子の看板娘と一億円の代償
「半年前に男に足を切られたの」――久しぶりに訪れた創業六十年のうどん屋で、俺を迎えたのは車椅子で口を閉ざす女子高生の姿だった。部活帰りに突如包丁で切りつけられ、歩く自由を奪われた恩人の娘。警察すら犯人を挙げられず客足も途絶え、母娘は絶望の淵に追いつめられていた。だが、町を蝕む地上げの裏で、冷酷な組織が放った「ある狂気の駒」の存在が浮かび上がる。 「かず君、筋につてはないですか?」 涙で震える母の前に、俺は飲み干した丼をドンと置き、静かに立ち上がった――。因果応報|人生逆転2.5万字5 296 -
完結第20話
「いなくても回る」と言われた私に、12件の着信
娘の急発熱で有休を申請した私に、社長の息子の嫁である副主任は「あなたがいなくても回る」と嘲笑した。だが引き継ぎを残して休んだ月曜、スマホには12件の不在着信。出社するや否や出荷ミスの責任を擦り付けられるが、操作ログに刻まれていたのは彼女自身のIDだった。都合よく責任を押し付け続けた会社に対し、八年間耐えてきた事務員が静かに下した決断とは。職場逆転|因果応報3.0万字5 744 -
完結第22話
離婚しても、うちの嫁を辞めていいとは言ってない
十七年の婚姻を終えた日、元夫一家は「やっと自由だ」と高級店で祝杯をあげた。しかし一週間後、元姑から「明日は通院日よ、車を出して」と当然のように電話が入る。「妻は辞めても嫁は辞めさせない」と憤る元夫一家を拒絶した私。初めて実母の病院に付き添った元夫は、六時間を超える待ち時間と検査の多さに打ちのめされ、玄関に残された五年分の膨大な管理ノートを開いて震え始める。因果応報|介護3.3万字5 525 -
完結第15話
「母の十分は無駄」と笑った夫の失脚
「母に会う十分すら無駄だ」と見舞いを拒み、営業成績トップを祝う温泉旅行へ出かけた夫。一人で施設へ向かった私は、母から二十万円を超える高額機器の領収書を渡される。夫は夜間見守りが不要になると偽り、十九人の高齢者に危険な契約を結ばせていた。連休明け、会社の会議室に並んだ被害者たちを前に、夫は「妻の実家の嫌がらせだ」と怒鳴り散らし、すべての罪を私に擦り付けようとする。因果応報|夫婦2.2万字5 377 -
完結第17話
台所へ追いやられた娘婿が、大晦日に義母を連れ去った夜
大晦日、夫は長年会社を支えた運転手の娘婿を「勝手口で食え」と見下した。耐えかねた婿が「母さん、今夜出ますか」と囁いた瞬間、仕入れを一手に担いながら「ただの電話番」と侮られてきた私は、五十年の家を捨てる決意をする。三十分後、元旦の特選便が止まり青ざめた夫が路上で土下座するが、その懇願の言葉に私は決定的な絶望を突きつけられる。崩壊する家族の中で、誰が誰の犠牲の上に立っていたのかが暴かれていく。因果応報|熟年離婚2.6万字5 302 -
完結第5話
椿の家を守った母
夫を亡くして2年。62歳の片桐義恵は、静かな老後を送るため、世田谷に100坪の一軒家を購入した。 ところが、それを知った長男夫婦は当然のように言い放つ。 「今日から俺たちも住むから」 「逆らうなら、介護は一切しませんから」 長男という立場と、老後の介護を盾にすれば、母親は従うと思っていた二人。だが義恵は、すでに夫が残した“ある準備”を知っていた。 夫の葬儀で「長男」と書かれた名刺を配っていた息子。親孝行を口にしながら、狙っていたのは母の家と財産だった。 しかし、亡き夫が本当に守ろうとしていたものは、長男夫婦の想像をはるかに超えていた。 3時間後、嫁から届いた50件の着信。 その時すでに、すべては手遅れだった――。因果応報|親不孝6.9千字5 147 -
完結第14話
22年育てた継娘の挙式前夜、親族席を奪われた母
二十二年育てた娘の挙式前夜。手縫いの白ハンカチを仕上げた私に、娘は告げた。「親族席には実母が座るから、来ないで。育ててくれた感謝の手紙も、産んでくれた人に読むから」夫もまた当然だと嘲笑う。私は桐箱の蓋を閉じ、翌朝の鍵を靴箱に置いた。ドアの向こうから、夫の浮かれた囁きが漏れた。「これで明日は、本物の三人家族だな」因果応報|裡切られた2.1万字5 2639 -
完結第15話
十二年前、泥水に捨てられた私
「男を産めない役立たず」と罵られ、豪雨の夜に塩を撒かれ叩き出された奈緒。生後間もない未熟児の娘を抱え、親友に夫を奪われた絶望の中で、早朝のビル清掃から再起を誓う。 しかし、過労で倒れたある男を介抱した日を境に、彼女の運命は静かに動き始める。 12年後、老舗の暖簾を失いかけた元夫の前に現れたのは、何億もの光を纏う絶世の貴婦人だった。見下されていた女が、すべてを覆す逆転劇が幕を開ける。因果応報|人生逆転|嫁姑|不倫2.3万字5 979 -
完結第23話
19年間の嘘を暴いた1枚のDNA鑑定書
19年前、母と妻の嘘に騙され、身重の妻を嵐の夜に追い出した財閥総帥の神崎。時が経ち、倒産寸前の彼の前に現れたのは、世界的な権力者となった元妻と、彼女が育て上げた3人の「天才」たちだった。現在の妻と母は彼らの才能と財産を奪おうと卑劣な罠を仕掛けるが、それらはすべて最悪の形で日本中に晒されていく。そして神崎の元に届いた「19年前の真実」。すべてを失った男が、悪魔たちを下すための最後の決断とは――。因果応報|裡切られた|嫁姑|第二の人生|親子関係3.5万字5 1485 -
完結第16話
妻の手術日に3000万奪った夫の代償
末期ガンと闘う一人娘・紬。義実家の食卓で義母は「どうせ死ぬなら保険金でも残して」と嘲笑い、夫は娘の危機にも見舞いに現れない。そして紬が命がけの手術室へ入ったその朝、夫一家は保険金三千万円を奪い、ファーストクラスで海外へ高飛びした。SNSに躍る「臨時収入あざっす」の投稿。だが奴らは知らなかった。娘の父が、全てを奪い返すために牙を研ぐ巨大企業の会長であることを――。因果応報|裡切られた|嫁姑|金銭問題2.4万字5 1309 -
完結第16話
毎月100円を振り込む名医の20年
古紙回収の父を持つ私は、名門病院の院長一家から「前科者のような風貌」と罵られ婚約を破棄された。 悔しさに震えながら父の軽トラを掃除していると、座席の隙間から古い通帳が見つかる。 そこには、婚約者の父である院長から20年間、毎月5日に「100円」だけが振り込まれ続けていた。 それは援助ではなく、身代わりの罪を背負わせた父を監視する電子の首輪。 すべてを知った私は、父の手を握り、嘘で塗り固められた名医の式典へ向かう――。因果応報|人生逆転|真実|裡の顔2.4万字5 4964