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完結第23話
妻を殴った外交官と2億円の空売り
「外交官の妻として、少しは自覚を持て」――夫・直人は、自宅で私のパジャマを着ていた初恋の女性・彩佳をかばい、私・美咲の頬を平手打ちした。さらに離婚を告げると、「お前の実家を救ったのは佐伯家だ」と二億円の援助まで持ち出し、私が一人では生きられないと思い込んでいた。私は指輪を置き、暴力の証拠を残して静かに家を出る。彼らが知らなかったのは、私が元日本銀行の国際金融専門家で、すでに国際通貨基金ワシントン本部の上級エコノミストとして採用されていたこと。やがて直人は、自分の仕事を陰で支えていた妻の経歴を知り愕然とする。一方、私が海外から調べ始めたのは、三年前に実家の会社が突然資金難へ陥り、その直後に佐伯家が“救済者”として現れた不自然な経緯だった。夫婦になる前から始まっていたある計画の痕跡が、少しずつ浮かび上がってくる――。不倫3.4万字5 2928 -
完結第23話
結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画
「ああ、義父さん、そこだめ」――結婚初夜の午前2時、私・ひろしが父・源蔵の寝室で聞いたのは、数時間前まで“生理だから触らないで”と私を拒んでいた新妻・さやかの甘い声だった。彼女は父の莫大な資産目当てで私と結婚し、二人で私を「出来損ない」と嘲笑っていた。だが私は怒鳴り込まない。結婚前、さやかの持ち物から父と同じ高級ネクタイピンを見つけ、不審に思って寝室へ証拠用カメラを仕掛けていたからだ。録画を確認すると、裏切りは父だけでは終わらなかった。さやかが本当に愛している相手は、私の高校時代からの親友・達也。さらに二人のメッセージには、父へ薬を飲ませ、遺産を奪った後は私にも同じことをするという恐ろしい計画が残されていた。妻、父、親友――最も信じた三人に囲まれた私は、何も知らない“無能な夫”を演じたまま、逃れようのない証拠を集める。そして父の元顧問弁護士・神崎から、さやかの過去にまつわるさらに不穏な真実を告げられる――。修羅場|不倫3.4万字5 9996 -
完結第15話
地味な契約社員の妻が消えた日
離婚届が受理されたその夜、森川リノは夫で冷徹な社長のハガ・ハスに、結婚記念日に贈ったパテック・フィリップの腕時計と結婚指輪を無言で突き返し、5000万円の慰謝料も青山のマンションもすべて辞退して姿を消した。ハガ家の「都合の良い妻」として、またグループ企業の経理部で地味な契約社員として過ごした2年間、彼女は夫と華美な秘書・白石麗奈に利用され続け、父の命日すら「死ぬわけじゃないなら仕事の邪魔をするな」と冷酷に切り捨てられていた。しかし彼女が去った途端、ドイツ案件の最高責任者として社外から現れたのは、かつて彼が「どうでもいい赤の他人」と見下したリノ本人だった。さらに、白石が隠蔽していた2年分の業務作成履歴と驚愕の証拠データが次々と社内に露出する中、ハガが知る由もなかった「あの日の真実」とは――?夫婦|不倫2.3万字5 7846 -
完結第19話
身重の愛人を抱き起こした私
結婚七年、夫から突然緑色の離婚届を突きつけられた翌日、妊娠した若い愛人が家に連れてこられた。「跡取りができたから今すぐ出ていけ」と義母に罵られ、私は家政婦のように食事を配膳させられる。だが食事の途中、愛人が激痛を訴えて床に倒れ込んだ。夫が「大げさに騒ぐな」と救急車すら拒む中、私は自腹でタクシーを呼び、彼女を病院へ運び込んだ。処置後、医師は妻である私だけを診察室へ呼び出し、低い声である質問を投げかけた。裡切られた|嫁姑|夫婦|修羅場|不倫2.8万字5 739 -
完結第27話
奪われた十八年の通帳
十八年夜勤、指先をあかぎれで裂き貯めた700万円は、愛人と逃げた夫に奪われ、残されたのは「野垂れ死ね」の嘲笑と30万円の慰謝料だけだった。氷点下の深夜、夫に命じられて洗った車のトランク。その底、スペアタイヤの裏に隠されていたのは、半年前に軽トラックが崖下へ転落した「深夜の領収書」だった——会社で徹夜したはずの夫の、完璧なアリバイが崩れ去る。冷え切った畳の上、私は父の遺した古い権利証と、夫を地獄へ突き落とす殺意の証拠を握りしめた。因果応報|夫婦|修羅場|不倫4.1万字5 982 -
完結第11話
五十万円の便利妻
義父の四十九日を終えた日曜の朝、商社の係長へ昇進した夫から緑の離婚届を突きつけられた。「腰を壊したお前は出世の邪魔。手切れ金50万で出て行け」。4年間、排泄の世話まで一人で背負い続けた私を、夫は「無償の介護要員」として切り捨てたのだ。愛人とタワマンへ移る気満々の夫。だが、冷え切った私の手元には、四年間の一切を記した【介護日誌】と、義母から託された反撃の鍵が握られていた。因果応報|裡切られた|介護|金銭問題|不倫1.7万字5 35453 -
完結第28話
親族席から消された母と24年目の離縁
「親族席には実母に座ってもらう。けい子さんは来ないでほしい」――1歳の頃から24年間、息子・ゆうとを育ててきた私に、結婚式前夜に突きつけられた言葉だった。夫・かず彦は止めることもなく、私は黒留袖をしまい「最後までその考えでいてね」とだけ告げる。だが二人は知らない。私は単なる父親の再婚相手ではなく、誰もが幼いゆうとを施設へ預けようとした24年前、自ら養子縁組をして法的な母親になる道を選んだことを。そして、その真実を恩に着せまいと黙り続けてきたことを。結婚式から排除された私は、息子の荷物を送り返し、新居の連帯保証人を外し、さらに夫が生活費50万円を無断で使って私を“精神を病んだ妻”に仕立てようとしていた証拠まで掴む。もう都合のいい母にも妻にも戻らない。私は弁護士へ電話し、夫との離婚と、24年間育てた息子との養子離縁を静かに申し出る――。親子関係|不倫4.2万字5 25791 -
完結第21話
50件のSOSと愛人親子に回した救助車
「ご子息の勇気君は、3日前に亡くなりました」――海外出張だと嘘をついた夫・武史が、愛人・里奈とその息子のために軽井沢の高級リゾートを貸し切っていた頃、妻・幸恵と7歳の勇気は豪雪の山荘に閉じ込められていた。心臓に持病のある息子を救うには、武史のスマホに届く車の緊急認証コードが必要だった。幸恵は50回以上電話をかけ、留守電でも必死に助けを求める。だが武史は「また束縛だ」と着信を拒み、最後にはスマホの電源まで切ってしまう。さらに彼は、山間部の救助に使われるはずだった財団の特殊車両まで、自分たちの下山のためにリゾートへ呼び寄せていた。救助が届いた時には、勇気はもう戻らなかった。泣き崩れる代わりに幸恵が最初に求めたのは、50件の着信履歴と救助車の運行記録の保全、そして離婚の準備だった。夫がまだ知らない“あの日の選択”の全記録が、静かに彼を追い詰め始める――。不倫3.1万字5 4679 -
完結第18話
「卵も産めない」妻を捨てた夫の11年
「これで終わりだ。後悔するなよ」――市役所で離婚届に署名した夫・浩司は、愛人・愛子と生まれたばかりの息子を迎えに行くため、私・みさを「子供も産めなかった疫病神」と嘲笑った。さらに義両親へ毎月32万円を渡し、家族カードまで使わせてきた私に、「佐藤家の金とはもう無関係だ」と勝ち誇る。ならば、その言葉どおりにしよう。私はその場でカードと送金をすべて停止する。直後から義家族の電話は鳴り止まず、愛人の産後ケアホテル代150万円さえ払えない事態に。だが彼らはまだ知らない。自分たちが暮らす世田谷の豪邸も、浩司が乗り回す高級車も、彼が会社で築いたと誇る地位さえ、決して佐藤家のものではなかったことを。私は弁護士と監査資料を手に、5年間黙って見過ごしてきた“金の流れ”を一つずつ清算し始める――。不倫2.6万字5 57794 -
完結第20話
3ヶ月開けなかった白い封筒と流産した妻
「その女をずっと抱きしめていればいい。私は今日からあなたの妻を辞める」――夫・啓介の会長室を訪れた桜が目にしたのは、秘書・リナを抱きしめる夫の姿だった。10年近く彼を愛し、傾いた会社を立て直すため自分のキャリアも睡眠も削り、陰で戦略案まで作ってきた桜。それでも啓介は妻の献身を当然と思い、「感情的になるな」と切り捨てる。もう限界だった。桜は署名済みの離婚届を残し、共同口座や連絡先を整理して姿を消す。啓介は「数日で戻る」と高を括るが、彼女が消えた途端、家庭だけでなく会社でも、自分がどれほど桜に支えられていたかを思い知らされていく。そして机の奥には、桜が「読まなければ一生後悔する」と告げた白い封筒が残されていた。その中には、彼が決して知らなかった“あの日”の真実が眠っていた――。不倫3.0万字5 10547 -
完結第17話
4回の救急着信と1ヶ月後の離婚宣告
「お幸せに」――大事故で救急搬送される私・みおのスマホに届いたのは、夫・尚弥がシンガポールで昔の恋人・さやと寄り添う写真だった。妻の反対を押し切って二人きりで海外へ行き、傷つくと分かって写真まで送りつけた夫。私はたった一言だけ返し、もう彼を追いかけないと決める。一方、腹腔内出血で緊急手術となった私の病院から、緊急連絡先の尚弥へ何度も電話が入る。だが彼は「拗ねた妻が別の番号からかけている」と思い込み、三度も着信を切っていた。翌日、ようやく私の事故を知った尚弥は旅行を切り上げ、意識のない私の前で自分の選択を思い知らされていく。しかも事故車から回収された一冊の赤いファイルには、あの雨の夜、私がなぜ一人で車を走らせていたのかを覆す記録が残されていた――。修羅場|不倫2.5万字5 801 -
完結第10話
四十二歳の妊婦を捨てた機長と二十年後の息子
42歳でようやく授かった命を告げた日、15年間連れ添った夫・翔は喜ぶどころか、「今更妊娠?」と冷たく言い放った。さらに彼が選んでいたのは、私より15歳若い後輩CA・結衣。探偵の調査でホテルへ入る決定的な証拠を掴んだ私に、翔は「若い女の方がいい」「勝手に産むなら自分で育てろ」と離婚届を突きつけ、養育費すら拒んだ。不妊治療の苦しみも、夫婦で重ねた15年も、彼には何の価値もなかったのだ。傷つきながらも、私はお腹の子を守るため離婚を受け入れ、母として一人で生き抜くことを決意する。それから20年――空港で再会した翔の前に、パイロットの制服をまとった一人の青年が現れる。かつて捨てた命がどんな未来を掴んだのか知った瞬間、翔の顔から余裕が消えていく――。不倫1.5万字5 129575 -
完結第28話
没落夫と偽りのお嬢様が堕ちた地獄
「学歴詐称の女は名家に不要だ、とっとと出て行け!」夫のカズシは「華族の末裔」を自称する浮気相手のデマを鵜呑みにし、大企業を辞めたばかりの妻・リエに離婚届を突きつけた。 7歳当時の写真一枚を盾に「帰国子女は嘘」と決めつけ、二人でリエを嘲笑う。だが、彼らが愚弄した元妻は、全米の納税証明書も卒業証書も揃う本物のハイスペック女性だった。半年後、リエのスマホに狂乱の着信が入る。 元浮気相手がホスト狂いで数千万円を貢ぎ、一族の資産を騙し取って借金地獄に堕ちた夫が、泣き声で「やり直してくれ」と懇願してきた。冷たく笑うリエが言い放ったトドメの一言とは――。夫婦|不倫4.3万字5 3008