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完結第21話
日本一情の深い父の裏の顔
妹がサービスエリアで姿を消して5年。全国を巡り「日本一情の深い父親」と称賛される父から、私は古いワゴン車を譲り受けた。だが車内の清掃中、妹の指定席だったシートベルトが事故の衝撃で「4センチ」伸びきっているのを発見する。さらに奥底から見つかったのは、刃物で切断された妹の防犯ブザーだった。父に問いただすと、かつてない冷酷な声で「今すぐ車を処分しろ」と脅され――。私は父の狂気と真実を暴くため、ある決断を下す。ミステリー|裡の顔|真相|行方不明3.1万字5 32482 -
完結第17話
七年消えた母と五千万の温室
7年前の豪雨の夜、2000万円と共に車ごと姿を消した母。世間から「家族を捨てた悪女」と叩かれる中、傷心の父と私を救ったのは母の親友だった。だが、解体された有料道路の旧監視カメラに映っていたのは、母の車を運転する“親友の手首の火傷痕”。母は逃げてなどいない。父が裏庭に建てた決して入れない温室花房、その分厚いコンクリートの台座を見つめながら、娘は親愛なる偽善者たちへの反撃を誓う。裡の顔|真相|遺體発見|行方不明2.6万字5 3601 -
完結第11話
三億円を迫った夫と偽造DNA
「浮気したあばずれ女だ。慰謝料3億円払え」――5歳の息子がO型だと判明した瞬間、AB型だと信じていた夫は私の不貞を決めつけた。病院での取り違えを疑う私の言葉には耳も貸さず、夫は義母と共に私を罵り、息子の髪まで無理やり抜いてDNA鑑定を強行。さらに「親子関係なし」という結果を突きつけ、病気の息子ごと家から追い出した。長年、学歴を理由に私と息子を虐げてきた義母を、それでも信じ続けた夫。その裏切りに心が切れた私は、実家へ戻り家族と反撃を決意する。だが義実家で再び3億円を要求されたその時、海外から帰国した兄が現れた。「その鑑定結果、一致するわけないよ」――兄が再生した一つの録音から、夫と義母が仕組んだ計画、そして血液型に隠されたさらに深い秘密が崩れ始める――。裡の顔1.6万字5 72341 -
完結第13話
十三足目の黒い靴
高熱で寝込んでいた美咲は、解熱シートを探すため開けた靴櫃の奥で、同じデザインの黒い平底靴が12足並んでいるのを見つける。全ての靴底には、彼女が訪れたこともない南青山の赤土が付着していた。さらに夫の書斎から見つかったのは、3年間にわたる『妻の生活観察手帳』。「夜間の徘徊」「物忘れ」と偽りの症状が克明に記されていた。夫はなぜ、妻を病人に仕立て上げる必要があったのか。日常の隙間に潜む歪んだ支配から脱出するため、妻が仕掛けた静かな反撃とは。裡切られた|夫婦|裡の顔|修羅場1.9万字5 2178 -
完結第17話
毎日1センチ狭くなる庭
全財産を注ぎ込んで購入した憧れの中古一戸建て。しかし入居7日目の朝5時、隣に住む80歳の老人が我が家の花壇に杭を打ち込み、庭の境界線を勝手に「1センチ」押し込んできた。毎朝くり返される侵蝕と「死にたくなければ触るな」という警告。30日目に杭が突然全消失しゼロに戻る謎のループの裏には、土地に隠された40年前の罪と、危険を知りながら私に家を買わせた夫の冷酷な裏切りが隠されていた。ミステリー|人生逆転|裡の顔2.6万字5 1034