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完結第10話
流産した義弟嫁を大雪の物置に閉じ込めた義家族の末路
大雪の夜、家賃を滞納する義実家を訪れた私・夏子は、暖房もない物置で凍えかけている義弟嫁・まゆみを発見した。義両親と夫の春也は、彼女だけを閉じ込めたまま温泉旅行へ出かけていたのだ。しかも聞けば、まゆみは結婚以来、無給で家と喫茶店を働かされ、春也から暴力を受け、流産までしていた。一方、私も義家族のため自分名義で借りた店舗の家賃を踏み倒され、貯金から補填し続けてきた。人の善意を食い物にする彼らに、もう我慢はしない。私は夫・誠也とまゆみを保護し、診断書や証拠を揃えて警察と弁護士へ相談。温泉旅行から戻る義家族を待ち構え、絶縁と反撃を突きつける。だが彼らが当然のように頼ってきた「家」と「店」には、逃げ道を失わせる決定的な事実が残されていた――。嫁姑|親子関係1.5万字5 6497 -
完結第15話
千五百円の仕送りと暴かれた嘘
『仕送りありがとう。毎月1500円でも卵で頑張ってるよ』。アメリカ留学中の娘から届いた1通の手紙と写真に、元教師の妻・登美は息を呑んだ。 毎月17万円を送金していたはずが、銀行で判明したのは「海外送金は10ドル、残りは夫の隠し口座へ振替」という残酷な横領の証拠。 超ドケチなモラハラ夫は、娘の命綱を着服して新卒の部下と不倫し、豪遊を繰り返していたのだ。全てを録音した登美は、土下座して泣きつく夫の前に離婚届とペンを叩きつける。そのペンを見た夫が絶叫した理由とは――。親子関係|金銭問題2.2万字5 7045 -
完結第11話
母のいない写真
父が亡くなり、52歳の直人は実家の整理を始めた。そこで見つけた古い家族写真には、不思議な違和感があった。幼い頃は確かに写っていた母が、年月とともに少しずつ消えている。20年前に突然いなくなった母は、本当にその日に消えたのか。それとも家族が気づかないまま、12年かけて自分の存在を消していたのか。行方不明|親子関係1.6万字5 199 -
完結第10話
存在しない孫
祖母の遺品整理をしていた38歳の沙織は、存在しないはずの「藤原拓海」という名前宛てに、24年間届き続けた荷物を見つける。送り主は、祖母と古い約束を交わした小さな子ども服店の女性だった。調べるうちに明らかになるのは、隠された子どもの存在ではなく、母がかつて選ばなかった人生の可能性だった。家族が守り続けた名前の意味を知った時、沙織が向き合うことになるものとは。人生逆転|兄弟姉妹|親子関係1.5万字5 2024 -
完結第13話
午前四時十三分
母・由紀を亡くした美咲は、遺品整理の中で800枚以上の写真を見つける。そこに残されていたのは、17年間、毎朝4時13分に撮影された自分の姿だった。なぜ母は眠る娘を記録し続けたのか。調べるうちに、美咲は母が隠していた出生時の選択、途切れた5年間、そして家族に残されたある秘密を知ることになる。愛情だったのか、支配だったのか。母が最後まで見続けたものの意味とは。ミステリー|絶縁|親子関係2.0万字5 281 -
完結第17話
水曜日の部屋
3年前、娘の梨花が突然姿を消した。母・美奈は帰りを待ち続け、娘の部屋を当時のまま残していた。そんなある日、毎週水曜日の深夜2時17分に、見知らぬ女性が部屋へ入っていることを知る。その女性はなぜ娘の部屋を守り続けていたのか。残された花、古い記録、そして娘が隠していた想いを追う中で、美奈は知らなかった娘の人生と向き合うことになる。親子関係2.5万字5 2872 -
完結第13話
二十七年目の嘘
58歳で急死した夫の遺品を整理していた美智子は、引き出しの奥から27年前の「採用内定通知書」を見つける。当時不合格だと思い込んでいた東京の出版社からのものだった。封筒の裏には夫の筆跡で「辞退連絡済」。夫はなぜ私の人生を勝手に奪ったのか。さらに、夫の出世作となった伝説の住宅企画が、かつて自分が書いた企画ノートそのものだったことを知る。奪われた名前と人生を取り戻すため、妻が下した決断とは。人生逆転|夫婦|真実|第二の人生|親子関係2.0万字5 5689