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完結第11話
父が守った秘密
夫を亡くして半年、48歳の美和は遺品整理の中で、夫が20年間、自分が長く距離を置いていた父へ毎月送金していた記録を見つける。なぜ夫は、私に何も言わず父と繋がっていたのか。問い詰めた父は、二人が隠していた過去を語り始める。そこには、若い日の結婚、父との確執、そして夫が最後まで抱えていた後悔があった。愛していたはずなのに、伝え方を間違えた家族。その真実を知った美和が、もう一度自分の人生を選び直す物語。夫婦1.7万字5 375 -
完結第12話
消された名前
22年間、夫を支えてきた由美は、ある日突然離婚を告げられる。夫は「これからは自分自身の人生を生きてほしい」と優しく告げた。しかし離婚直後、夫の会社から一本の電話が入る。「奥様が、この会社にいたことを社長は忘れていません」。調べ始めた由美が見つけたのは、20年前に消された自分の名前だった。会社の成功の裏側にあった妻の存在を、夫はなぜ隠し続けたのか。そして、長い結婚生活の中で失われていたものとは。人生逆転|夫婦1.8万字5 458 -
完結第13話
二十七年目の嘘
58歳で急死した夫の遺品を整理していた美智子は、引き出しの奥から27年前の「採用内定通知書」を見つける。当時不合格だと思い込んでいた東京の出版社からのものだった。封筒の裏には夫の筆跡で「辞退連絡済」。夫はなぜ私の人生を勝手に奪ったのか。さらに、夫の出世作となった伝説の住宅企画が、かつて自分が書いた企画ノートそのものだったことを知る。奪われた名前と人生を取り戻すため、妻が下した決断とは。人生逆転|夫婦|真実|第二の人生|親子関係2.0万字5 5689 -
完結第14話
身代わりの爪痕
結婚式前夜、姉の里帆が泥まみれのパンプスを残して失踪した。実家の借金のため、身代わりとして名家の御曹司・神谷拓真と結婚させられた妹の志乃。夫は完璧で優しいが、「入浴時間は30分、浴室の鍵は絶対に閉めない」という異様なルールを強要する。ある日、志乃は姉が残した古いスマホから、7年前に夫の自宅浴室で前婚約者が“溺死”していた事実を知る。姉が逃げた真の理由と、夫が毎晩差し出す温かいミルクに隠された戦慄の罠とは。兄弟姉妹|夫婦|真実|絶縁|金銭問題|修羅場2.1万字5 640