祖父の米寿祝いで、求職中の夫を「ヒモ男」と嘲笑った社長の叔父。だが八十八歳の祖父は突然立ち上がり、私たち夫婦に深々と頭を下げた。「今まで礼を言う相手を間違えておった」と。取り繕う叔父は夫に介護を押し付けようとするが、その裏には母が長年泣き寝入りしてきた治療費の立替と、祖父に無断で進められる自宅の売却計画が隠されていた。
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